ギルクエ―第三段階攻略(4)

※この記事は,ビッグバン以前に書かれた記事です.ビッグバン後に通用する場合は十分ご注意ください※

もう,四回目ですねぇ.長いなぁ.最近こればっかりで,メイプルをほとんどやっていないという矛盾.

■7.ワンペアの攻略

 

ワンペアの考え方は,ツーペアの考え方をベースにして進めます.

というのは,ワンペアは,「ツーペアの片方のペアが揃い損ねたもの」として考えることが出来るからです.つまり,「○○▲□」「○○□▲」は,ツーペアでいうと「○○▲▲」が崩れたものとして扱います.つまり,一つのペアの位置に注目してパターン分類を行うってことです.そしてこの場合,共通のペア以外の▲と□の位置に注目して,「○○▲□」「○○□▲」を表裏の関係と考えます.

さて,ツーペアでは「○○▲▲」と「▲▲○○」は「ニコニコ」という名前で一つのパターンとして分類しました.しかし,ワンペアでは「○○▲□」と「▲□○○」は,もはや表裏の関係ではありません.が,分類上密接な関係にあるため,何か分かり易い名前を付けたいところですが,今日,昼間ずっと考えていたのですが,良い名前が浮かびません.

しかし,名前がないと説明がシドロモドロになるので,とにかく何でも良いから名前を付けましょう.

  • ツーペアの「ニコニコ」崩れは,そのままワンペアでも「ニコニコ」と呼ぶことにします.
    「○○▲□」と「○○□▲」の二つは,左のペアが崩れていないので,「左ニコ(ニコ)」の表裏とします.
    「▲□○○」と「□▲○○」は二つは,同じ考え方で「右ニコ(ニコ)」の表裏とします.
  • ツーペアの「交互」崩れも,そのままワンペアでも「交互」と呼ぶことにします.
    「○▲○□」と「○□○▲」の二つは,ペアに含まれる○が左端にあるので,「左交互」の表裏とします.
    「▲○□○」と「□○▲○」の二つは,同じ考え方で「右交互」の表裏とします.
  • ツーペアの「中二」崩れも,そのままワンペアでも「中二」と呼ぶことにします.
    「▲○○□」と「□○○▲」の二つは,ぺアが内側にあるので,「内中二」の表裏とします.
    「○▲□○」と「○□▲○」の二つは,同じ考え方で「外中二」の表裏とします.

ここまで説明すると,ある程度攻略方法も見えてくるかと思います.

そうです.まず,パターンを分類し,その中のどのパターンに合致するかを特定する.そして,そのパターンをさらに細かく分類して,合致するものを特定する・・・という繰り返しになります.なので,どのような分類をしたかで,パターン特定の手順も自ずと決まってきます.つまり,パターン分類こそ,攻略法の背骨であるのです.いや,パターン分類が攻略法そのものだと言っても良いでしょう.

色々なサイトで攻略情報を見ていますが,最初のフォーカード,スリーカード,ツーペア,ワンペア,ブタまでの分類をしているサイトは多く見られます.その先は,「まあ,いろいろ試して下さいね」で終わってるものが,残念ながら目立ちます.子供の頃,いろいろ試して何も分からなかった次郎としては,「そりゃあんまりだろ」と思います.

Maple Story@Wiki さんでは,「馴れたギルドの場合」と断って,トリッキーな方法を紹介しています.途中から,「簡単なので端折る」と突き放されますが,それでも良い記事だと思います.簡単なところを念入りに説明して,難しいところを「いろいろ試して下さい」じゃ,困りますよ.マジで.でも,まあ,あの理論を理解して,現場でリアルタイムに判断できるには,結構頭が良くないとダメでしょうね.次郎は無理です.それに,馴れたギルドがその理論を採用している理由が,あの記事からだけでは見えてきません.平均手数が少ないのでしょうか?よく分かりません.

さて.

ワンペアの攻略方法の概略を説明します.

  • 最初の一手で「ニコニコ」か,そうでないかを特定.
  • そうでない場合,次の二手目で「交互」か「中二」かを特定.

つまり,最初の二手で,「ニコニコ」「交互」「中二」のどれであるかを特定してしまうのです.そして,その時,同時に,「ニコニコ」なら「左ニコ」なのか「右ニコ」なのか,まで特定できてしまいます.そうすると,

  • 三手目と四手目で,「左ニコ」なら「左ニコ」の裏表を試して,確実に正解できる.

という筋書きです.

  第一手
○○▲▲
第二手
○▲○▲
第三手 第四手
左ニコニコ
○○▲□
○○□▲
3-0-1
左ニコの
裏表確認

左ニコの
裏表確認
右ニコニコ
▲□○○
□▲○○
0-3-1
右ニコの
裏表確認

右ニコの
裏表確認
左交互
○▲○□
○□○▲
1-2-1
2-1-1
3-0-1
左交互の
裏表確認

左交互の
裏表確認
右交互
▲○□○
□○▲○
1-2-1
2-1-1
0-3-1
右交互の
裏表確認

右交互の
裏表確認
内中二
▲○○□
□○○▲
1-2-1
2-1-1
1-2-1
2-1-1

内中二の
裏表確認

内中二の
裏表確認
外中二
○▲□○
○□▲○
1-2-1
2-1-2
2-1-1
1-2-1

外中二の
裏表確認

外中二の
裏表確認

とまあ,こんな感じです.結果の「1-2-1」と「2-1-1」は無視して,「3-0-1」か「0-3-1」だけ気を付けていれば,平均3.2手で正解にたどり着けます.もっとも,表をよく見ればわかりますが,直前の結果だけでなく,一手目から「1-2-1」と「2-1-1」がどういう順番で出て来たかまでを判断材料にするならば,二手目の結果が出た時点で正解が特定されており,三手目で確実に正解を出すことができます.つまり,平均2.7手にまで手数を落とすことが可能です.

まあ,手数が少なくて済むならそれに越したことはありません.が,この表を印刷して手元に置かなければならないような手間をかけるほどのことかよ,というと,どうなんでしょうね.

さて,ワンペアは全体256通りの組み合わせのうちの,ほぼ半分を占めています.ワンペアを確実に攻略できれば,半分は確実と言えます.そして,フォーカード,スリーカード,ツーペアと,比較的理解し易いパターンも含めて,これまでで全体の90%以上の組み合わせを攻略できることになります.

そして,最後に残ったの「ブタ」,これが全体の一割未満ですが,これの攻略が大変なのです.先にネタバレしますと,次郎の理論では,24通りあるブタの組み合わせのうち,3通りは7手以内に正解を出せません.3通りといえば,4通りあるフォーカード以上のレアパターンで,約1.2%でしかありません.しかし,たった1.2%でも0%ではないということで,結局次郎の理論は完全なものではないということです.

次回,ブタの攻略に入ります.

(つづく)

※追記※

最終的には,ブタも含めて確実に七手で正解を得る解法を導き出すことに成功ました.続編でご確認ください.


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