※この記事は,ビッグバン以前に書かれた記事です.ビッグバン後に通用する場合は十分ご注意ください※
さて,今回はツーペアの攻略です.段々とパターンが増えて話が込み入ってきていますが,基本的な考え方はワンペアの場合のものを継承できます.
■6.ツーペアの攻略
ツーペアは全部で6通りあります.
「○○▲▲」,「○▲○▲」,「○▲▲○」,「▲○○▲」,「▲○▲○」,「▲▲○○」
4手で6通りから一つを絞り込むわけですから,当然総当たりをしていては手が足りません.そこで,6通りの組み合わせをさらに分類してみましょう.よくよく考えると,ツーペアのパターンは次の三つに絞られます.
「○○▲▲(▲▲○○)」,「○▲○▲(▲○▲○)」,「○▲▲○(▲○○▲)」
つまり,「二個ずつ並ぶ(愛称:ニコニコ)」,「交互に並ぶ(愛称:交互)」,「真ん中に二つ(愛称:中二)」の3パターンです.「○○▲▲」と「▲▲○○」は,「二個ずつ並ぶ」という一つのパターンの表と裏といえます.この,
表と裏
という概念は非常に重要です.
最終的には表裏が違うと正解とは判断されません.「酒酒書書」と「書書酒酒」は別物ですからね.でも,例えば「酒と書のニコニコ」ということまで分かれば,「酒酒書書」と「書書酒酒」のどちらかですから,総当たりで最多2手で正解を出すことができます.
そして,「ニコニコ」「交互」「中二」の三パターンのどれかを確定するには,最多2手あれば足ります.よって,
- 酒と書のツーペアであることを確定するまで最多3手
- 「ニコニコ」「交互」「中二」のどれかを確定するまで最多2手
- 表裏を確定するまで最多2手
ということで,合計7手以内に正解を出すことが可能です.ツーペア確定してからだけを見れば,最短2手,最多4手,平均3.2手となります.
さて.
では,「ニコニコ」「交互」「中二」を確定する手順を説明しましょう.
第一手 ○○★★ |
第二手 ○★○★ |
|
○○▲▲ ▲▲○○ |
2-0-2 0-2-2 |
|
○▲○▲ ▲○▲○ |
1-1-2 | 2-0-2 0-2-2 |
○▲▲○ ▲○○▲ |
1-1-2 | 1-1-2 |
今回も含まれないと分かっているダミーの★を利用します.最初に既知のものを二つ並べて二つ正解または二つ間違いなら「ニコニコ」で,そうでなければそれ以外であることが分かります.「ニコニコ」だと分かれば,「ニコニコ」の表と裏を順に試せばよいのです.
「ニコニコ」でなかった場合,「交互」か「中二」かのどちらかですが,どちらの場合も返事は「1-1-2」で,区別できません.したがって,次は「交互」を試してみます.同様に,二つ正解か二つ間違いなら「交互」ですので,「交互」の表と裏を試します.
「ニコニコ」でも「交互」でもなければ,その時点で「中二」だと分かりますので,わざわざ「中二」を試して一手無駄にしてはいけません.三手目から「中二」の表裏を試します.そうでないと,最悪一手足りずにやり直しになってしまいます.
「ニコニコ」「交互」「中二」を試す順番に特に決まりはありません.ここでは一貫して「ニコニコ」「交互」「中二」と順番を決めてしまいます.もちろん,どの順番でやっても構わないのですが,一つに決めておいた方が良いですね.実戦ではギル員との共同作業になりますので,「次に何をするのかメンバーが分かっている」と,作業がスムーズに進みます.
具体例で実際の手順を見てみましょう.「酒と書のツーペア」であることが分かっているとします.
- 最初に「ニコニコ」の「酒酒勲勲」を試します.勲はダミーです.結果は「1-1-2」でした.これで「ニコニコ」の線は消えました.
- 次に「交互」の「酒勲酒勲」を試します.結果は「1-1-2」でした.これで「交互」でもなく,つまり,残りの「中二」であることが分かります.
- 次に「中二」のうち,「酒書書酒」を試します.結果は「0-4-0」でした.裏表が逆だったということです.
- 次に先ほどの裏である「書酒酒書」を試します.もちろん,結果は正解となるはずです.
この例では正解まで一番手がかかる場合を取り上げましたが,これで4手使っています.スタート時点の条件「酒と書のツーペア」が分かるまで,最多で3手使っていますので,ここで4手使うと合計7手.ギリギリ7手以内でクリアです.
ここまで読んできて,
「★(ダミー)なんて使う必要ないんじゃね?」
と思ったあなた,その通りです.
第一手 ○○▲▲ |
第二手 ○▲○▲ |
第三手 ○▲▲○ |
|
○○▲▲ | 正解 | ||
▲▲○○ | 0-4-0 | ||
○▲○▲ | 2-2-0 | 正解 | |
▲○▲○ | 2-2-0 | 0-4-0 | |
○▲▲○ | 2-2-0 | 2-2-0 | 正解 |
▲○○▲ | 2-2-0 | 2-2-0 | 0-4-0 |
ね?運が良ければ,第一手で正解が出ます.結果が「0-4-0」なら今の手の裏ってことですから,次の手で正解できます.第二手で「交互」を試せば,やはり運が良ければそこで正解.裏が出ても次で正解.正解でも裏でもなければ,「中二」ですので,表裏を試せば二手以内に正解します.
結局,最短1手,最多4手,平均2.5手で正解にたどり着きます.平均手数が少ない分,こっちの方が実戦向きです.理解し易い方を採用してください.
次回はワンペアの攻略方法です.基本的にツーペアの攻略方法をベースにします.
(つづく)
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